笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字787は「朝」。好きなのは、朝日と夕日のどっち?

今日の漢字は「朝」。朝廷、一朝一夕、王朝、南北朝

 

    朝日と夕日どちらが好きかと聞かれれば、迷いもなく夕日と答える。

 

    朝日を見るためには、夜明け前から早起きをしなければ見られないというのもあるし、見たあとの1日が凄く長いから、朝日を見る動機づけは非常に低い。相当の気合を入れて臨まないと、睡眠欲には勝てないのは目に見えている。

 

   以前、富士山の麓の河口湖の湖畔の温泉に一泊した際、妻と子供は富士山五合目から御来光を拝めるツアーに参加した。嬉々として朝3時に起き、富士山登山のバスツアーに出掛けていったが、私は全くその気が起きず、朝まで旅館でぐっすゆり寝ていた。帰ってきた妻子は「凄く良かった。感動した」と御来光の写真を見せてくれた。その写真を見て一瞬行っておけば良かったかと後悔したが、あとの祭り。眠さに負けてしまったものはしょうがない。

 

    一方、夕日は自然体で拝める。日本海に沈む夕日は日本に住んでいて良かったと思う瞬間。特に日本海側沿岸の町に住めば、毎日その恩恵に預かれる。

 

   10年ほど前にとある日本海側の街に住んだことがあるが、住む場所は何と高台の海に面したアパートだった。ザット イズ オーシャンビュー。毎日海を見ながら過ごせる絶景のロケーションだった。(しかし冬は逆に荒れ狂う日本海の荒波に心を痛める日々ではあったが)

 

    そしてそこから見る夕日はとても綺麗だった。特に気温がそれほど上がらない5月〜6月頃の夕日は最高である。虫があまり沸かないためか空気が澄んでおり、太陽もくっきりはっきり沈む。水平線に太陽が沈む姿は感動的でもあった。

 

   夕日で有名と言えば、北海道中部で日本海に面する街に留萌市がある。個人的に「萌」の字を使うこの留萌市の文字は好きである。萌を使う街は日本にほとんどないと思われ、アニメ好きのオタクなどから認知され、もっとメジャーになってもいいと思う。

 

    この留萌市の海に面した公園に「黄金岬海浜公園」があり、ここから見える夕日は絶景である。日本の夕陽100選にも選ばれている。直接行ったことはないが、多くの道民は「留萌は夕陽の街」という認識で一致する。もっと夕陽で売り出せばいいのにと思う。

 

   片や日本の朝日100選は、ホームページを見ると、12箇所しかない。こちらは夕陽と違って気合の入り方が薄い。確かに選ばれても積極的に見る気がないのは、やはり何度もいうように早起きしなければならない事が大きい。夜明けから行動するのは大晦日から元旦だけでいいと思うのは私だけではなく、100人いれば99人はそうではいかと思ってしまうくらい、朝日君には悪いが人気がないと思ってしまう。

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朝日奈央はそれほど好きではない