今日の漢字772は「良」。仲の良い夫婦には法則がある
今日の漢字は「良」。良質、良縁、良心、善良、良好、優良。
いつまでの仲の良いカップルには、ある共通した特徴をとっているという。それは、日々の生活の中で、常に相手の喜ぶ言葉を頻繁に口にしていることだという。ある調査によると、夫が妻から声をかけてもらいたい言葉は次の5つという結果が得られた。
5位早く帰ってきてね
4位あなたってすごいわね
3位いってらっしゃい
2位お疲れ様
1位いつもありがとう。
この程度の言葉で男性は幸せを感じるという。これらの言葉を普段からかけ合っていると、夫婦円満な関係が築けることでもある。
何かの本で読んだが、日本には褒める文化がないという。長年連れ添う夫婦は、お互いに良さを誉めるよりも、むしろ粗捜しをして批判し合うことが多い。男は仕事でも何でも、褒められると俄然やる気を出す生き物。出世という、間接的に会社から褒められる評価をされたいがために、社内競争にまい進する。
妻から「あなたって凄いわね」と褒められると、もの凄く嬉しい。タテ社会で過ごす男は、心の中に常にプライドを持っている。会社でも家庭でも褒められ評価されることが「生きる意欲」につながる。だから妻は夫をやる気にさせるためには、「誉めて伸ばす」言葉をかければ、夫も妻に対して優しく接することになると思う。
「いつもありがとう」もなかなか普段は口にできない。やって当たり前、してもらって当たり前では、なかなか夫婦の信頼関係は生まれない。素直に普段からありがとうの言葉を言い合える関係にあることが基本である。
こんなことをいう評論家がいた。ありがとうの気持ちが生まれないのは、当たり前の夫婦だと思っているから。仮に毎月給料を持ってきてくれる人が夫ではなく、隣の家のおじさんだとするならば、とてもありがたい。また、毎日料理を作ってくれる人が妻ではなく、隣の家のおばさんだとするならば、これほど有り難いことはない。要するに、お互いに一歩離れてみて、毎月給料をもたらす夫、家事をする妻は、物凄くありがたい存在なのだと気づく。そう思うと自然と「ありがとう」の感謝の気持ちにつながる。
行ってらっしゃい、早く帰ってきてね、お疲れ様は、会社生活をする夫に対しては、有効な言葉。毎日企業戦士として戦う男は、家を守る妻からこう言葉をかけれれると、俄然やる気がでる。仕事が終わったあと、同僚と居酒屋で軽く一杯の気持ちがあったとしても、妻から「早く帰ってきてね」と言われると、ゴーホームを意識せざるを得ない。
ただし、これらの3つの言葉は定年後の夫に有効かどうかは疑問。決して「早く帰ってきてね」ではなく、「しばらく帰ってこなくてもいいわ」と毒づく妻もいるかもしれない。常に家にいる身の男としては、ぬれ落ち葉にならない方法を考えることが至上命題。そこに夫婦円満の秘訣がまたある。