笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字753は「抜」。間抜けな話オンパレード

今日の漢字は「抜」。抜歯、抜粋、抜擢、選抜、奇抜。

 

    ドジ話、いわゆる間抜けな話集。自分や知り合い、赤の他人の笑える話や冷汗をかいた話集。

 

   小学生時。授業が終わって教室を掃除中、ふざけて私は箒をバットに見立てて窓に向かって振っていた。力を入れて振ったら、箒の柄から竹を束ねた掃除部分のパーツがスポッと抜け、窓ガラスを直撃。案の定窓ガラスは「ガシャーン」と激しい音を立てて割れた。飛んできた先生にカンカンに怒られた。

 

    同じく小学生時。給食時、少し離れた同級生の席に向かってふざけてパンを投げた。それを見ていた先生から「食べ物を投げるとは何事だ」と、これまた思い切り怒られ、頭にげんこつをくらった。当時はげんこつなど当たり前の叱り方だったが、いまだにトラウマとなっている。

 

   同じく小学生時。児童公園で背の低い鉄棒にふざけて上り、棒の上をそろそろと歩き、忍者もどきの行為を楽しんでいた。すると、鉄棒から足が滑り、足が両開きで股割き状態でモロ鉄棒から落ちた。股ということは、当然チ〇ポが鉄棒にモロ直撃。私は鉄棒からもんどり打って落ち、あまりの激痛に死ぬかと思った。よくプロ野球で打者が打った球がキャッチャーの急所を直撃し、キャッチャーが物凄い形相をして痛がるが、まさにそのもの。一緒に遊んでいた友人が駆け寄ってきて話かけるも、全く耳に入らないくらい痛い。急所直撃事故は人生でこれ1回限りだが、二度と経験したくない激痛事件であった。

 

    通勤時のチャリ。昔のチャリは、前輪にある点灯用のダイナモをカチャッとタイヤ側に手で倒してライトを点けるタイプが主流。私は夜になりライトを点けようと、自転車に乗ったまま走りながら左足を前に伸ばしダイナモを倒そうとしたら、左足がすべって前輪のスポークにモロはさまった。必然的に急ブレーキ状態となり、前からつんのめって転倒。まわりには多数通行人がいてめちゃ恥ずかしかった。しかもスポークはひん曲がり走行不能に。泣く泣く押して帰るはめになるが、ズボラをしてしまったがために修理費用が高くついた。

 

    お次は同僚。これは良くある話かと思うが、会社の中年のおじさんがおもむろに机の引き出しを開け、くちびるにリップクリームを塗り始めた。塗っていながら、「あれ?何かおかしいなー」。くちびるをパクパク動かすと、くちびるが離れない。そう、彼はスティックのりをくちびるに塗っていたのだ。

 

   お次はどんくさい後輩。これもよくあるパターン。シュレッダーをかけていたら、誤ってネクタイが機械の中に。ぐびびびとネクタイが引っ張られ、「首締まるかと思いました」と、ボロボロになったネクタイを前にため息をつくのであった。

 

   スナックでのこと。連れがトイレから出てきたら、ズボンからトイレにむかってトイレットペーパーが白い帯のようにつらなっている。それを指摘すると「あちゃー。ウンコを拭くのが中途半端やった」。どうやってケツをふいているのか。

 

    パーティでのこと。夫婦で来ていた奥さんに、「旦那さんはどこですか?」と聞いたら、「あそこが立っているのが主人です」。私「えっ」。奥さん「ほらあそこ」。私が聞き間違えたのか、奥さんが思わずそう言ってしまったのか、再び確かめる度胸はなかった。「が」と「で」でがらりと様相が変わる日本語は恐ろしい。

 

   とあるホテルで、隣のおばさんがフロントマンに何か聞いている「ベットインは何時ですか?」私は隣で笑いをこらえるのに必死だった。フロントマンは一瞬困った顔をしたものの、平然と「チェックインは15時です」。予想外の変化球に動じない海千山千のフロントマンに感心したのであった。おそらく彼はこのあと同僚とフロントの裏で大爆笑するのだろうなーと予想してしまった。

 

   間抜けで笑える話は、テレビやネットの中ばかりではなく、身近にあるのである。

 

f:id:laughing-egao:20210605172425j:plain

ピンチを切り抜けたい