笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字741は「眼」。眼鏡の思い出

今日の漢字は「眼」。眼球、主眼、肉眼、眼帯、着眼点。

 

  視力が弱いので、高校生の頃から眼鏡をかけ、現在に至っている。

   一時期はおしゃれ心からソフトコンタクトを装着した時期もあったが、手入れが面倒で、いつしかやめてしまった。眼鏡は無くてはならない体の一部と化している。愛着のある眼鏡ではあるが、もう何代目かもわからなくなっている。そんな眼鏡の思い出。

 

   大学学園祭でのこと。当時はまだ近視もそれほど進んでおらず、眼鏡をかけたりかけなかったり。バイクや車で運転する際には、眼鏡をかけていて、普段はカバンに眼鏡を入れておいた。学園祭で五平餅を出店し、クラスの生徒と売りまくった。帰りがけに後ろにあったカバンを持ち、中の眼鏡を取り出すと、ガラス全面に数本のひびが入っているではないか。多分同級生の誰かがカバンを蹴飛ばし、そのはずみで中にあった眼鏡が何らかの衝撃を受けてひびが入ったのだ。

    はあとため息をついて家に戻ったが、ふと気づいた。明日はどうしても車を運転しなければならない。バイトで運転手をする予定だった。こん夜に眼鏡店は空いていない。どないしようと嘆いてもしょうがないし、眼鏡がないからバイトに行けませんとも言えない。私がとった行動は、眼鏡にセロテープを貼って当座をしのぐ方法だった。翌日のバイトで私はひたすら運転手で、助手席には、ご家庭の家電の定期点検する技術者が乗った。私が眼鏡にセロテープを貼っている姿を見て、その技術者は大笑いしたが、換えのレンズがないからしょうがない。私はひたすら言い訳をしていた。

 

   もうひとつは、今や時効なので告白。当時、私は原付バイクで学校に通っていた。いつものように眼鏡をつけたりつけなかったりで、免許証には「眼鏡あり」が表記されていたものの、めんどくさいときは、眼鏡なしでバイクを運転していた。

 

    その日も、私が眼鏡なしで原付バイクに乗っていると、ピピー。警官が出てきてバイクを止められた。別にスピードオーバーでもなく、何で止められたのかわからないが、素直にバイクを止めた。

警官「あー免許証を見せて。ん?眼鏡って、眼鏡かけてへんな。メガネはかけてへんの?」

私「コンタクトです」

警官「どれどれ」

私「・・・」

警官は私の目玉に近づき、コンタクトの有無を確認した。しかし私はコンタクトなどしていない。冷汗がでた。

警官「あーちゃんと安全運転するように」

私は難を逃れた。目玉の中にコンタクトが入っているかどうか確認をするとは思わなかった。おー焦った焦った。 

    その後も私は凝りもせず、眼鏡をかけずに原付バイクに乗り続けたのである。

    眼鏡にまつわる事件は他にもあるが、それはまた別の機会にしよう。

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