笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字707は「席」。酒席の注意事項を考える

 今日の漢字は「席」。首席、席札、出席、客席、即席、着席。

 

   最近はすっかりコロナでお酒を飲む機会が減ったが、酒席での振る舞いは何かと問題を引き起こすことが多い。お酒が入ると理性が失われて、普段口にしないようなことを口走って大失敗ということもある。上司の愚痴くらいなら可愛いものだが、会社の機密情報を大勢の客が聞こえるように言ってみたり、はたまた隣の全く見ず知らずの女性にちょっかいを出してみたりと、素面ではあり得ないようなことが、お酒が入るとついつい出てしまう。以前、某国営放送のアナウンサーが電車での痴漢で逮捕された時、警察に対し「酔っていて覚えていない」と供述していた。泥酔すると、脳の機能がマヒするから、本能がなすままに不貞な行為を働いてしまうこともあるから要注意である。

 

   お酒の接待という点では、先日、総務大臣と某通信会社の社長との会食が話題になり、過去大臣時代に接待を受けた某議員は「世間話的な雑談しかしていません」と答えていた。

   大臣と民間会社の社長の会食で、仕事や業界の話が出ないはずがない。

社長「あの件ですが、何とか前向きなご配慮のほどを」

大臣「あの件ですね。関係者と協議して検討します」

くらいの会話は当然しているだろう。それでなければ大臣と酒を飲む意味がない。

 

    通信業界に詳しい知人は、「大臣は某通信事業と酒を飲んでいるが、他の通信事業者やテレビ局の関係者とも絶対に会食しているぜ。だけどテレビ局関係者に追求は及ばないのも、野党は気が引けているのさ。テレビ局を敵に回すと、選挙でネガティブキャンペーンを張られるから、野党は迂闊に手を出せない。その代わり通信事業者なら選挙と関係ないから追求し放題だ」。まさにその通りかもしれない。

 

   そんなお酒を飲む席で注意すべき行為を、「お酒の席で嫌われる人、好かれる人」で渋谷昌三氏が指摘している。

・ざわついたテーブルで真面目な話をすることは避ける

・できるだけ差しさわりのない話題から入る

・自分が気持ちよくなるためではなく、場がよくなるように考える

・お酒を飲むと本能が出やすいから、理性を働かせる

・酒席で説教をしない

・自分が嫌だと感じることは絶対にしてはならない

・否定しても否定しっぱなしで終わるのではなく、フォローして雰囲気を壊さない。

・昔話は、聞かされる方は苦痛である

・愚痴や相談事は、同調してほしくて話していると心得る

・つまらない会話しかできないのに、雑音のない、静かな席には着かない。要するに話題がないのなら、静かな部屋には行かない。

・いつも自分が正しいという思い上がりは嫌われる

・客が偉いという勘違いを改める

・目下の人の話こそ聞いてあげる

・さりげない世間話からキーワードを探す

・何事もほどほどに抑える

 

   明るく楽しくお酒を飲みたいものである。

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食堂での相席は苦痛だ