笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字698は「偏」。偏愛マップを作ってみた

今日の漢字は「偏」。偏屈、偏在、偏西風、偏頭痛、偏狭、偏向報道

 

   偏愛マップというコミュケーションツールを斎藤孝が考案している。

   いい人間関係はお互いの偏愛や癖の結びつきにより起こる。だから自分が本当に好きなものは何か、そういう問いをポジティブに発してみようという行為。

 

   偏愛は読んで字のごとく、偏りのある、愛してやまない事柄や行為を、マップのように1枚の紙にとにかく書き出すこと。

 

   斎藤氏は、この偏愛マップを使うことで、苦手な人や初対面の人とでも会話が弾ませられるという。人間関係を円滑にするツールと強調している。

   何かひとつでも共通する話題があれば、一気に親近感が湧く。何かについて話したいと思うものは、一点くらいは必ずみつかる。

    お互いの偏愛マップを交換すると、その人の意外な一面が見えたりする。相手の深い思惑や愛して止まないもの、トライしているものなどがより具体的に見える化されて相手に伝わる。

 

   偏愛対象を洗い出す時は、とにかく自分が好きだと思うことを、テーマに沿って具体的に書く。

    真剣に思い出して書くことで、眠っていた知識や思い出が掘り起こされ、意識の中に定着していく。

   さらにお互いの偏愛マップを交換することで、意外な化学反応が起きる可能性がある。

 

   いつも苦虫をかみつぶすような男性が、実はシュークリームが大好きだったり、音楽には興味がなさそうな男性が実はK-POPに目がなかったりと、今まで会話の中で出てこなかったことが、この偏愛マップを交換することにより、深く掘り下げた会話につながる。

    アニメオタクを自認する人が、相手も実はそのアニメが大好きだったら、一気に会話が弾む。偏愛マップがなければ、そうした自己開示はなかなかしずらいから、会話のきっかけになる。また、お互いの偏愛マップを見ながら、何かの会話を探しだそうとする意欲が湧く。相手の偏愛が刺激になって、自分の今後の行動に影響を及ぼす場合もある。

 

   テーマは何でもいい。

   例えば、「料理」「漫画」「食べ物」「映画」「影響を受けた本」「旅」「運動」「あこがれ」「居場所」「好きな時間」「音楽」「やりたいこと」「生きがい」「好きな街」「美容」「記憶の中の「偉人」「お菓子」「歴史事件」「城」「洋服」「食器」「ペット」「スィーツ」「お笑い」「ゲーム」「学び」「尊敬する人」「リラックス」「絵画」「アイドル」「好きな国」「見るスポーツ」「やるスポーツ」「お店」「座右の銘」「カラオケ歌」「テレビ」「ドラマ」「アプリ」「作る」「可愛い」「宝物」などなど・・

はっきり言って何でもあり。

 

   そんなわけで講釈を垂れてもしょうがないので、自己開示例ということで、自分の偏愛マップを作ってみた。

   会話の糸口になりそうな定番ネタをテーマに、偏愛するものをつらつらと書き出してみた。書き記すのに30分くらかかり、意外と頭をひねった結果となったが、愛すべき対象について冷静に記憶を辿った。

   こうした偏愛マップをお互いに交換して、会話するというのも面白いかもしれない。

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考え方に偏りは持ちたくない