笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字648は「書」。書店ウォーキングは楽しい

 今日の漢字は「書」。書類、聖書、書道、清書、書籍、書評、文書。

 

   書店に行くのは大好きである。

   極端な話、何時間でも書店にいられる。本に囲まれるというのは凄く羨ましく、転職するなら書店だと本気で思ったこともある。そんな書店を訪問した際のウォーキングにお付き合いいただきたい。

 

    入口から入り、まず目指すのは雑誌コーナー。といいたいところだが、そうではない。まずは新書コーナーに行く。

   新刊本でもなく、雑誌でもなく新書。ここでざっと興味を引くような新書がないかをチェックする。

    新書を出版する出版社は本当に増えた。昔は岩波と中公くらいしかなかったが、中堅出版社も次々に参入し、新書戦争は長いこと続いている。玉石混交状態なほか、毎月各社から大量の新書が発刊されるから、ついていけない。

    だから新書の棚を見て、目新しい新書がないかどうかをチェックするのである。

 

    お次はスポーツ関連の単行本。サッカーが好きなので、サッカー関連の単行本をじっくり見る。多くの新刊が出されるわけではないが、たまに「おっ」と食指が動く本が発見されることもある。ここで平畠啓史のコラム本を購入した。

 

    そして雑誌コーナーに移る。ここもサッカー関連。大体は週刊サッカーダイジェストの立ち読み。残念ながらサッカーダイジェストを購入することはほぼない。サッカー雑誌は申し訳ないが、シーズン初めの選手名鑑と、シーズンオフの通信簿評価の雑誌くらい。あとは月刊コンサドーレという、コンサドーレ札幌を扱った地元だけの薄い雑誌を立ち読み。

 

    そして2階に上がり、歴史コーナーへ。歴男ではないが、必ずチェックするコーナー。日本史、世界史を扱った本をじろじろと見る。中でも城関連で面白そうなMOOKなどないかと目を凝らす。城関連は、各社趣向を凝らした本が並ぶ。城は一定のコアファンがいるから、それなりの売り上げが期待できるのであろう。雑誌コーナーでも城関連が充実しているのは、中高年が買うことを見越してのことだと思う。

 

   そしてカウンターそばの平積み台の自己啓発関係に行く。40代の頃はここに真っ先に行き、自己啓発本を吟味したが、定年間際で先の短い今となっては、自己啓発の必要性もなくなり、自然と足が遠のいた。だから今は定年後の生き方や、お金の本に目がいく。しかし買うことはない。

 

   最後は1階に戻って文芸。新刊の単行本。ミステリーやエッセイなどだが、こちらも値段が1500円以上する分厚い本ばかりであり、衝動買いすることはまずない。新刊の洪水に巻き込まれないよう、慎重に見て、いつか読んでみたいと思うものはメモし、アマゾンでチェックする。コストパフォーマンスを最大限に考え、外れくじを引かないためにも、人の評価の物差しは、おおむね判断基準になり得ると考えている。

 

    そして最後に新刊コーナー。新刊でどんな本が発行されているかは最後のお楽しみ。普通の人とあえて逆をいく。最後にワクワクを残しているのは、元来好きなおかずは最後に食べる性分が反映されているからなのである。

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我が家の蔵書は50冊足らず