笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字640は「元」。地元の飲食店を大事にしよう

 今日の漢字は「元」。元気、元日、家元、網元、元帥、元寇大前元紀

 

    北海道発祥の企業といえば、家具のニトリ、ドラックストアのツルハ、ホームセンターのDCMホーマック三羽烏として、全国チェーン展開している。一方で、わざわざ全国に出ていかず、地元でチェーン展開している企業も多い。コンビニエンスストアのセコマは道内一の店舗数を誇るが、道外には北関東などにあるだけ。函館の老舗ハンバーガー店「ラッキーピエロ」に至っては、函館地区のみであり、札幌には一切進出していない。地元愛が強い。

 

    そんな道内ドメスティック企業のひとつに「ぎょうざとカレーのみよしの」がある。「餃子といえば王将」なのだが、幅広く中華のメニューを揃える王将と異なり、同店は、餃子とカレーのみのメニューで道内に多くの店舗を構えている。ライバルの吉野家松屋すき家などのファストフード店が多くのメニューで顧客にアピールしているのに反し、ぶれずに餃子とカレーだけで勝負しているところが凄い。私も高校生の頃からお世話になっているが、40年以上変わっていない。食べる時のメニューは餃子カレーと決まっていて、餃子定食とかハンバーグカレーなどの浮気をしたことがない。

    道内25店舗と、北海道の市場規模からすればそう多くない。我が家の近くにも、このお店と吉野家が近接しており、競争環境にあるが頑張っている。道産子ファストフード店として頑張ってほしい。

 

    もうひとつの北海道発祥レストランは「和食レストラン とんでん」。コンセプトは3世代レストラン。和食好きの高齢者向けのメニューが充実しており、寿司、そば、茶碗蒸し、刺身と、ちょっとリッチに料理を楽しみたい高齢者におすすめ。特に孫も含めた3世代が集う際のニーズは大きく、私も両親と子供と食事する場合は、とんでんをチョイスしていた。その裏には、高齢者をロイヤルホストびっくりドンキーに連れていくのは気が引けるというのがある。高齢者はあっさりしたものが良いから、寿司やそばがあるとんでんは、ファーストチョイスなのだ。お店もヤングファミリーはほとんどおらず、40代以上と完全に差別化している。

    北海道発祥といいながら、道内には14店舗しかなく、それ以外は関東に集中。埼玉県には37店舗もある。和食レストランというカテゴリーがあまりなく、蕎麦屋うどん屋とも違うから、やり方によっては一人勝ちの要素はある。しかし残念ながら、客単価が高く、1000円以内で満足できるびっくりドンキーとは違い、とんでんで寿司そばセットを頼むと1500円くらいになる。だからハレの日しか利用できないのが難点。量は少なくてもいいから、1000円を切る充実メニューを提供できるかどうかが、とんでんの生き残る道だと思う。

 

    茨城のうどん店「坂東太郎」や、静岡のハンバーグレストラン「さわやか」など、地元民御用達のチェーン店は各地域にある。そういう地元に愛される店は、今後も積極的に利用したい。そして地域の方の胃袋を満たし、地域経済の活性化のお役に立ってほしいと思う。

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元来、数学は苦手