笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字631は「慎」。本を買うのは慎重だ

 今日の漢字は「慎」。慎重、慎み深い。

    世の中には本の読み方、使い方を説明した本がやたらと多い。そんなことから、私の本の買い方についてお話ししたい。

    私は本が好きである。一説では、本を読む人には、読書家と本好きがいるらしい。

    読書家は、とにかく本を読むのが好き。だからリアル書店やアマゾンで本買って読むほか、電子書籍、図書館から借りる、BOOK OFFで買うなどして、とにかく本を読む人をいう。

 

    一方本好きは、本を所有することが好き。だから読まずに積読していたり、表紙が好きだと「ジャケ買い」したり、同じ作家の単行本を買って、さらに文庫本で買うような人は本好きというそうである。

 

   そういう視点からすると、私は本自体を読むのが好きなので、読書家の部類に入ると思う。その証拠に我が家には本棚がなく、読み終えた本は片っ端からBOOK OFFに売る。カラーボックスに入っている本は文庫本、単行本でせいぜい30冊程度。二度と読まない本は「はい、さいなら」と全く後悔なく売る。塩野七生ローマ人の物語」や吉川英治三国志」などの10巻以上のシリーズものも、再読はないとして処分した。そもそも一度読んだ長編小説をもう一度読むのは時間の無駄というのが私の主義である。

 

    でもって、本の買い方。私は書店に行くのが趣味なので、何時間でも書店にいられる。そして書店の棚をあーでもないこーでもないと考えながら物色。その中で気になる本をチェックする。

    新書の場合、まずは書店で気になる新書を立ち読みしチェック。最も重視するのはコスパ

 

    ぱらぱらめくる。文章のボリュームとおおざっぱなページ数を見る。まあまあの分量であればクリア。

    スカスカであれば、その段階でアウト。最近の新書は、高齢者が読みやすいようにと、文字が大きく、1ページの文字量が少ないものが多い。1時間もあれば読み終えてしまう。コスパが悪いから即アウト。そこはシビアに判断する。

 

   次に重視するのは目次と本文。目次で興味を引く項目があるか。ある場合は本文に飛ぶ。本文をざっくりと見て、ためになりそうなことや、新たな発見や教養を深めるのに役立ちそうな内容であれば買う候補に。そうでなければやめる。

    最後に買うその候補は一旦本棚に戻し、その日は買わない。一旦寝かせておく。

 

   そして一週間かけて、その本を買うかどうか悩む。アマゾンレビューも参考にする。そしてもう一度書店を再訪し、さらにパラパラ立ち読みし、「やっぱり欲しい」となれば買うし、「やっぱりいいや」と思えば購入しない。これまたシビアである。

 

   書店にしてみれば、いい加減にしろと怒られそうだが、本を買うのは基本、清水の舞台から飛び降りるに等しい行為なのである。

 

    こうして書いていながら、本をよく買って読む人にはほとんど参考にならないかもしれない。まあ結論を言えば、以前は闇雲に読みたい本を買っていたのだが、ハズレ本も多数あり、お金が勿体ないというのもある。しかも新刊本も洪水のように発刊され、良書に巡り会う確率も低い。本を買うときは慎重になることをご理解いただけたと思う。ただし言い訳をすれば、月に1度はこのような方法で必ず何かの本を購入することを自ら課しているので、自然と目が養われていると思う。

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香取慎吾は元気なのだろうか