笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字613は「何」。千円あったら何をしよう

今日の漢字は「何」。何回、何故、如何にも、幾何学、何者。

 

    1000円あったら何をするか、何を買うかを考えてみた。

というのも、とあるラジオ番組の企画で、リスナーからこのテーマでアンケートをとり、発表しているのを聴いた。

 

    1000円だから、たかが知れている。貯金などという野暮なことは言わず、その日に使い切るということで考えてみた。

    ちなみにラジオのランキングでは、①おかし ②スイーツ ③お酒 ④ラーメン ⑤ハンドクリームとなっていた。

    お酒やスイーツは十分予想される範疇だろうか。アンケートだから無難な結果に落ち着くのは致し方ない。では、自分では何を買おうか。何をしようか夢想してみた。

 

   まずは、食べたいものから。

   筆頭はチーズ。それもカチョカヴアァッロ。瓢箪に近い、丸っこく固まったイタリアが発祥のチーズ。ここ10年くらいにスーパーなどで見かけるようになった。しかし値段は800円以上するケースが多く、手が出ない。買ったこともなければ食べたこともない。いつかは食べてみたいと思いながら実現できていない代物。だから千円があれば、これを真っ先に買って食べてみたい。この企画を聞いた時に真っ先に思い浮かんだのが、このカチョカヴアァッロである。

 

   お次は本。やっぱりせっかくなら本は欲しい。しかも単行本。1000円では無理だという声が聞かれそうなので、自腹でお金を足して購入。考えてみれば最近、すっかり単行本を購入することが無くなった。伊坂幸太郎の「ホワイトラビット」を4年前に買って読んだが、つまらないのでとっととBOOK OFFに売ってしまった。小説は当たり外れがあるから、つまらないと1500円を損したと思う性分なので、文庫本で十分との最近の志向である。しかし1000円の元手があれば話は別。単行本を買おう。買うのは、百田尚樹初のミステリー小説「野良犬の値段」で決まり。

 

   あとは、寄付。なかなかないなこの発想。コンビニのレジ横に置かれている募金箱に思い切り1000円を突っ込みたい。コンビニの募金箱はいつも目につくものの、募金をした経験はない。小銭が入っているのは理解しているが、おつりの小銭をチャリンと落とす勇気もない。

 

    寄付でひとつ思い出を。以前、お笑い芸人が漫才やコントをするお笑いコンサートが公民館で開催された。ドランクドラゴンや東京03など有名どころが登場するもので、チケットを購入して家族で見に行った。お笑いコンサートは爆笑の連続で、楽しいひと時を過ごした。最後に司会者が、「東日本大震災義捐金をホールで募集していますので、お帰りの際、ぜひ寄付のご協力をお願いします。ホールでは本日出演の芸人の皆さんも受付していますのでお願いします」と告げた。

 

    それを聞いた妻は帰り際、「募金するわ」と受付にいた芸人のところに寄っていった。ほとんどの人は小銭を募金しているなか、妻は太っ腹の千円を投入。受付していたドランクドラゴン塚地は一瞬びっくりした顔をし、「いやーありがとうございます」と丁寧に妻にお辞儀をしていた。塚地はいいやつだ。

 

    そんなことを思い出しながら、千円を寄付してみたい。さきほどコンビニと書いたが、塚地とは違い、店員から頭を下げられるわけではないから、コンビニはやめた。募金するなら赤い羽根共同募金。街角に立つ青少年のために、千円を募金して赤い羽根をつけてもらおう。

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何卒よろしくお願いします