笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字597は「館」。水族館は最適なデートスポット

今日の漢字は「館」。図書館、公民館、武道館、映画館、お館(やかた)さま。


水族館こそ最強のデートスポットである。と演出家の鴻上尚史氏は語る。

それ以前に、交際初期にディズニーランドに行くのは危険であるともいう。

長い待ち時間を2、3回経験することで話すことが無くなり、だんだんとギクシャクしてきて、この人つまらない、この女駄目だという結論になる可能性が高い。

長い待ち時間を、豊かな沈黙とともに過ごせるのは、ある程度の交際期間を積み重ねた幸福なカップル。初期にそれを求めるのは無理である。

逆にアトラクションがスイスイ行きすぎると、相手と話す機会が無くなり、相手を知るという大切な期間が失われる。


そこで彼は、デートスポットとしての水族館を提案する。

相手を知るのには水族館がいい。水族館は、デートにおける優秀性を発揮する。


まず、野外ではないから、女性がお洒落する必要がない。
館内は暗いので、女性が綺麗に見える。歩く距離が少ないので、女性が汗をかかないから、化粧が崩れることもない。
さらに動物園と比べて、リアクションしやすい。寝ている動物を見るより、動きがあって種類が豊富な魚を見ると、いろいろとリアクションできる。


リアクションがあるということは、それだけで会話が成り立つということ。リアクションにより会話を気軽に楽しむことができる。

また、水族館は近郊にあることが多いので、二人で電車や車で行かないといけないので、小旅行している気分になり、二人きりの時間が楽しめる。

「水族館は女性が釣れる」というように、大抵の女性は水族館に行こうと誘われたら断らないという。


面白い分析である。


さて、北海道は小樽市に「おたる水族館」がある。魚の種類の多さ、エンタメ性では、道内随一の規模と人気を誇る 。

ここの売りは、トドのショー。高さ5mくらいの台から海に向かってダイブする姿は迫力満点。私は40年以上前に、学校の見学旅行で小樽水族館でこのトドのダイブショーを見たから、今に至るまで続いている息の長いショーである。

トドはアザラシよりも巨体だから、入水した際の水しぶきが半端ない。豪快に飛び込むのはいいが、トドにとっては過酷な労働ではないかと、心配してしまう。

そんなトドのショーに加え、どこの水族館でも見られるイルカのショーもお約束事項。華麗なイルカたちの舞を見ると、時間が経つのを忘れてしまう。そういう意味では、確かにショーのエンタメ性といい魚の種類の豊富さといい、動物園より、水族館の方がデートにはうってつけなのかもしれない。


動物園にしても、水族館にしてもリピーターを目指してファミリー層にターゲットを当てがちだが、若者のデートスポットとしての施設運用を考えていけば、また違ったアイデアも生まれるのかもしれない。

f:id:laughing-egao:20201228185848j:plain
郷土資料館へ行くのは楽しい