笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字565は「固」。固定観念を覆す

 

今日の漢字は「固」。固定、凝固、固有、頑固、固形物。


固定観念を覆す。

変わらない、変わりようがないという観念。

これを覆す。

 

    例えば国境。ヨーロッパはEUとなって国境は撤廃された。昔は電車で国境を越える際は、車掌がパスポートチェックをしていたが、今は何もない。日本は島国だから、海路も空路も島を出るから国境を越えるという感覚になるが、地続きの国は、日本の感覚で言う県境に近い。そうした国境の概念も、EUのような経済圏の登場で、無くなるかもしれない。

 

ランドセルが小学生が使うもの。

    小学生が学校に背負って通学するバックだが、外国人セレブがファッションアイテムに取り入れたところ、人気が沸騰。海外からの引き合いが増えているという。大人がファッションのひとつとしてランドセルがこのように利用されるのは、まさに固定観念を覆す。

同じように、高校生の学生服も意外なところから、人気に火がつくかもしれない。(ただし、学生服は軍服のようだと揶揄する向きもあり、「クール」と評価されないかもしれないが)

 

車は地上しか走れない。

    ドローン技術がこれから進歩する。先日、飛ぶクルマのデモンストレーションがニュースで報じられていたが、車が飛ぶ時代が来る。ということは、人が飛ぶ時代も当然ながら来る。1984年のロス五輪の開幕式で、宇宙服を着た人間が何かの推進エンジンを背負ってパラシュートなく空から降りてきたが、そんな人間たちが街にあふれるかもしれない。

 

車の自動運転で、バスが無くなる。

    これは早晩実現されるであろう。一定のコースを小型バスのような自動車が自動運転で走れば、バスは必要なくなる。乗客はスイカのようなパスで運賃を支払う。高齢者の足としてそのような移動手段は必要だから無くなることはないが、圧倒的に過疎となる地域は、人手不足からIT技術の助けを借りる必要があろう。

 

義務教育は受けるもの。

     学校でのいじめをきっかけに不登校になり、ユーチューバーで情報発信している小学生がいた。学校に行かず、勉強はネットのテキストでやっているようだが、今後、学校に行かず、義務教育を受けずして大学生となる実例が出てくるかもしれない。大学受験では大検(高等学校卒業程度認定試験)を受かったあとに挑戦できる。学校という社会・集団生活を営まず、いきなり大学入学という進学方法も有り得ると思う。

 

試験は集まって受けるもの。

     パソコンやスマホで試験が受けられる時代がくる。要するにカンニングが出来ないような、考える問題で勝負させる。考える問題なら、在宅でも受けられる。解答時間を区切って試験をするシステムを作れば、地方の学生が上京することなく、首都圏の大学を受験できる。

 

公共料金や医療費は値上がりしない。

これは有り得ない固定観念。水道料金、電気料金、ガス料金、鉄道料金、医療保険介護保険はいずれ値上がりする。

     特に過疎地域の公共料金維持にコストは相当かかる。高齢者は都会に住めといってツイッターが炎上した有識者がいたが、過疎でインフラを維持することは、各自治体も頭を悩ませるであろう。そうなると、「今の公共料金を維持できませんから、これだけ値上がりします」と一方的に値上げされるであろう。支払えなければ、公共料金の安い自治体に引越しするしかない。医療費も同様。高齢者が増えれば社会保障の負担が増えるのは、小学生でもわかる。「有り得ない」と固定観念で考えるのではなく、そうなった時に慌てない対策を考えた人だけが、安楽な人生を送れると思う。

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北方領土は日本固有の領土