今日の漢字561は「昭」。昭和、平成に残したい曲は何だ(男性編)
昨日に続き、昭和、平成に残したい曲男性編。
女性編はこちら
唄うタレントのイメージはウッチャン。歌が普通っぽいので選定。(聞いたことはないが)
まずはベスト3。
1.愛は勝つ(KAN)
2.君がいるだけで(米米クラブ)
3.どんなときも。(槙原敬之)
このベスト3は外せない。トップ10の中でもダントツの3つ。それくらいこの3曲は好きな曲だ。
「愛は勝つ」。これは世界共通、いつの時代も普遍的法則。愛は人生において全てに優先する。最後のフレーズ「必ず最後に愛は勝つ」は、本当にその通りだと思う。ストレートすぎてぐうの音も出ない。素晴らしい。
「君がいるだけで」も男女の恋愛応援ソング。歌詞で、「例えば、君がいるだけで心が強くなれるから」っていいフレーズだ。愛は男女の永遠のテーマ。
「どんなときも。」は、「就職戦線異状なし」の映画の主題歌だった。当時私は会社に入って3年目。仕事に少し行き詰まり、苦しくもせつないながら、希望あふれる時期にこの曲を聴いて元気をもらった。世はバブル絶頂期で就職に困らない学生で溢れていた。
槙原敬之は不遇な人生を歩んでいるが、作詞作曲の才能は秀でている。歌謡界で彼が活躍できないのは勿体ない。
さて、4位以下。
国民的歌にしてもよいくらいである。マルチタレントとして当時大活躍だった坂本九を知る人も今や50代以上と、だんだん減ってきた。ご存知のように、1985年の日航機墜落事故で帰らぬ人となった。外国でも「スキヤキ」として有名な歌は、後世に残す珠玉の1曲である。
5.ガラスのジェネレーション(佐野元春)
矢沢永吉、大瀧詠一、オフコース、チューリップ、南こうせつらの歌手群のなかでは、やはり佐野元春が私の中ではトップ。大学時代の楽しい日々が想起される。当時はレンタルレコード屋に行ってアルバムレコードを借りて録音していたが、アルバムは30cm四方くらいの大きさがあり、持ち運びに不便だった。大きなバックを買って、それに入れてスクーターで運んでいた。
6.勝手にシンドバット(サザンオールスターズ)
サザンを残さない昭和、平成の曲は有り得ない。あまりに名曲が多すぎて迷うが、勢いがあって、歌詞もメロディも癖のあるこのデビュー曲が一番のお気に入り。ある評論家が言っていたが、歌手も作家もデビュー作品はもの凄く思い入れがあり、気合と魂がこもっているものだと聞いた。まさにその通りで、勝手にシンドバットは桑田佳祐の並々ならぬ熱意と意欲とエネルギーを感じる。
7.仮面舞踏会(少年隊)
ジャニーズ代表としてチョイス。何度カラオケで唄ったか。50回以上は唄っている。それくらい盛り上がるし、元気になる。SMAPも嵐もTOKIOもV6のどの歌も、この歌には敵わない(と個人的に思う)。
8.昴(谷村新司)
しぶい一曲。谷村新司が全宇宙的な悠久の雰囲気を醸し出している。サライと双璧をなすが、後者は「愛は地球を救う」のイメージが強すぎて却下。
9.関白宣言(さだまさし)
ザ・昭和のさだまさし。高校生の頃、さだまさしのコンサートに行った。さだは落研にいたこともあって、歌の合間のトークが絶妙にうまい。今でも覚えているが、中国でのコンサートの話題からパンダの話に。パンダはああ見えて普段は大人しいが、怒るとめちゃ獰猛になるらしい。パンダの意外な1面をさだまさしのトークから知った。セクハラだろうが女性蔑視だろうが、昭和に残すのは「関白宣言」しかない。昭和だからこそ、この曲がいい。
10.ロビンソン(スピッツ)
おそらく平成の代表作はスピッツかミスチルを選ぶ人が多いのではないか。最初この歌が流行った時は、どっちが歌手名でどっちが歌のタイトルかごっちゃになっていた。1995年リリースはバブルが崩壊し、もっと地に足を着けた生活をしようと人々が原点回帰を目指していた時代だった。
子供たちのために残したい曲。私も子供のためにCDを買いに走った。子供向けの曲はいつの間にか忘れ去られる歌が多い中、しぶとく生き残っているのは、リズムがいいのと、日本の伝統的おやつのだんごをリスペクトする歌だから。何気ない日常のヒトコマの描写が、国民の支持を得たのだと思う。茂森あゆみお姉さんは最近見かけないが、元気なのだろうか。
こうしていろいろな曲を思い出すのは楽しい。ああ、カラオケに行きたいが、札幌市は警戒レベル4で、不要不急の外出自粛令が発令中。カラオケボックスで、みんなでシャウトできる日はいつになるのだろうか。