笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字551は「行」。今年の流行語大賞は何だ

今日の漢字は「行」。急行、飛行、行進、紀行、旅行、行楽。

 

毎年恒例の流行語大賞

1年の世相を言葉で振り返る、日本人らしい発想である。

 

   外来語も普通に会話に取り込み、一般語にしてしまう日本人の柔軟性には相変わらず目を見張る。下のノミネートを見ても、外来語の多さが突出している。

 

(流行語ノミネート)

愛の不時着/第4次韓流ブーム、香水、クラスター※、GO TO キャンペーン※、あつ森、アマビエ、新しい生活様式ニューノーマル※、Zoom映え、AI超え、アベノマスク、3密※、エッセンシャルワーカー、おうち時間/ステイホーム※、顔芸/恩返し、ソーシャルディスタンス※、自粛警察※、鬼滅の刃、オンライン○○、カゴバク、総合的・俯瞰的、ソロキャンプ、PCR検査※、テレワーク※、時を戻そう(べこば)、濃厚接触者※、NiziU、まぁねぇ~(ぼる塾)、フワちゃん、ウーバーイーツ、BLM

 

   反面、アベノマスクやあつ森など、日本人の得意とする造語や省略後は今年も健在。中高年のオヤジは、あつ森? 織田信長桶狭間の戦の前に踊った「敦盛」の「幸若舞」のことか?と平敦盛の知識のひけらかしても、白い目で見られるだけ。おじさん泣かせの言葉。コロナウイルスで家のおこもり状態が続く中、ゲーム業界は一人勝ちだ。

 

   本当は、一番の流行語は連日テレビを賑わせる「コロナウイルス」のはずだが、これは全世界的な言葉だからあえて外されたか。コロナ関連では、3密、アベノマスク、クラスター、濃厚接触者、PCR検査、ステイホーム、ニューノーマル、テレワーク、自粛警察と多くの言葉がノミネートされている(上記※参照)。

 

   ほかにもオンライン飲み会、オンライン会議など、ITを駆使しての生活も一般的となった。

  

    意外に芸能関係が少ないように思う。Niziuとフワちゃんくらいか。

    芸能活動もようやく普通の状態に近づきつつあるが、全体的に元気がないような気がする。コロナで気分が落ち込む風潮に一石を投じるフワちゃんの天真爛漫な明るいキャラクターは貴重。彼女が人気を博しているのも、「私みたいにもっとみんな元気出せよ」のメッセージが若者に受けているのかもしれない。

 

    一般のユーチューバーがブレイクして芸能界デビューの事例が多いが、フワちゃんのキャラクターは、可愛いいだけで癖のない日本人タレントへのアンチテーゼ。コロナの時代だからこそ受けたのかもしれない。

 

    ユーチューブから人気に火がついた感のソロキャンプ。ヒロシに代表されるように、これまたコロナで集団活動が制限されるなか、誰にも気兼ねなくキャンプができる人気は必然だったのか。アウトドアだけに3密も心配する必要がないから、しばらくこのブームは続くと思われる。

 

    少し不満なのは、ウーバーイーツ。札幌でもようやく進出したが、一体どれだけの都市にウーバーイーツがあるのか。ネットで調べると3大都市圏をはじめ、1都2府1道25県が配達可能エリア。ウーバーイーツが届かない地域はなおも多いのに、首都圏等で流行っているから候補というのは不満。都会人の上から目線を感じる。

 

    さて、では流行語大賞。東の横綱「アベノマスク」、西の横綱鬼滅の刃」。がっぷり四つの結果、軍配は「アベノマスク」。

 

    誰が名づけたか知らないが、ネーミングが素晴らしい。子供でも知っているこの言葉により、コロナ対策だけでなく、政治への関心も大いに高まった。しかしながら何億円もかけたこのマスクが今も使われているのか。生産体制も復活し、普通にドラッグストアでマスクが購入できる今となっては、失政だったのではと苦々しく思うしかない。その対応のツケがいつか税金搾取に跳ね返ると思えば、コロナ騒動よりもアベノマスク騒動の方が歴史の教科書に載りそうで怖い。

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公共の場所では、お行儀良くしよう