笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字548は「組」。昭和の二人組歌手に思いを馳せる

今日の漢字は「組」。組合、組織、組閣、紅組、組成、組体操。

 

   昭和時代の二人組の歌手を考える。

 

   今の時代はグループアイドル全盛期。一体何人いるのだというくらい、多人数で歌うシーンがあたり前。

  しかし20年、30年前は、ソロ歌手の全盛期。そしてたまに出てくる二人組歌手が新鮮で、結構歌もヒットしていた。

   平成時代はBZ、ゆず、コブクロタッキー&翼、ポルノグラフティなど、人気歌手があまたいる。女性でもウインクやPUFFYがお茶の間を賑わせた。しかし意外にも昭和時代の二人組は少ないように思う。

 

    昭和時代の二人組歌手男性篇は、何と言っても「狩人」。

「あずさ2号」は名曲。「8時丁度のーあずさ2号でー私は私はあなたから、旅立ちますー」のフレーズは今も色褪せない。昭和に残す名曲である。当時漫才師の「ザ・ぼんち」(と言ってもほとんどの人は知らないだろうが)が、このサビを、頭から湯気が上がるくらいに熱唱するネタを披露していたこともあり、あずさ2号は多くの中高年の脳裏に焼きついている。

 

   私もカラオケでは当然のように歌うが、「コスモス街道」も好きである。しかし狩人はこの2曲しか印象に残らないくらい、ほぼ1発屋で終わってしまったのは残念である。

 

    女性篇はピンクレディというモンスターペアがあまりにも有名だが、多くの女性デュオが生まれては消えた。

 

   その中で特に有名どころは、「あみん」。「待つわ」もまた名曲。「待つわー待つわーいつまでもまーつーわ」のサビのハモリは秀逸。昭和のメロディっぽくていい。二人並んで派手な振り付けもなく、表情もあまり変えずに淡々と歌う姿が印象的。聞かせるという表現がぴったりの曲であった。

 

   しかし、あみんもまた、「待つわ」しか思い出せず。あまりにも「待つわ」が偉大すぎて、そのあとヒット曲には恵まれなかった。岡村孝子はその後ソロで活躍した。「夢をあきらめないで」はいい曲だ。夏の高校野球の曲にはぴったりである。

 

    一方、男女のデュオは、いの一番の平尾昌晃と畑中葉子の「カナダからの手紙」。「ラーブレター フローム カナダー」のフレーズは誰もが一度は聞いていると思う。演歌のデュオは腐るほどいるが、ポップスで男女のグループは少ない。「息が止まるような口づけを どうぞ私に投げて下さい」と、手紙に絡めて「口づけを投げる」という歌詞が素敵だ。カラオケで少なくとも20回以上は歌った。

    ちなみに平成時代は、「ロンリーチャップリン」(相方:鈴木聖美)と「渋谷で5時」(相方:菊地桃子)の鈴木雅之の曲がお気に入りである。

  

   最後に北海道篇。北海道にも二人組はいた。

   女性では、双子のアイドルデュオ、リリーズ。テニスの運動着姿で「8時だよ全員集合」で唄っていたのを思い出す。「好きよキャプテン」はテニス部の先輩への恋を表現した内容。まあまあヒットした。夕張出身という珍しい経歴だが、全国区の人気まで登りつめた。実は聞くところによると、再結成されて今も歌手活動をしているという。もう60歳くらいだと思うが、なかなか凄いことだ。

 

   男性では、ふきのとう。「風来坊」という曲があった。北海道ではそれなりに有名だが、全国ではほぼ無名。これまた昭和風の曲で、たまにカラオケで唄える歌だ。

 

    こうして書いているうちにカラオケに行きたくなってきた。思わず口ずさみたくなる曲の多い、二人組の回顧録であった。

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うしろゆびさされ組も二人組のアイドルユニット