笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字462は「夢」。夢のアタック25に出場した時のことを振り返る

今日の漢字は「夢」。正夢、悪夢、夢想。

 

 アタック25出場記Vol6。夢の番組に主演の巻。

その前のVol5はこちら

 

laughing-egao.hatenablog.com

 

 

    10年前の出場だけに記憶は曖昧だが、結論を先に言えば、私の緑はパネル7枚、2位の結果で終わった。トップ賞を取った東京から来た白の女性は強かった。15枚獲得して圧倒された。

 

    しかし序盤は私と白の女性のマッチレースの展開。何だかんだでアタックチャンスを迎えるまでは、お互いに8枚くらいのほぼ互角であった。

 

そしてアタックチャンス

 

これをものにすれば、一気にトップ賞に近づくと気合いを入れた。

 

しかしアタックチャンスの問題には答えられずに白が解答、私のパネルが消され一気に不利に。その後も白が勢いに乗り連続回答。

 

私も黙ってはいられない。

 

沢木さんの問題読み上げ

「ナポレオンが幽閉された大西洋に浮かぶ島、セントヘレナ島はどこの国の島でしょう」

 

私、「ポーン」。

児玉さん、「緑」。

私、自信を持って「スペイン」。

児玉さん、2秒の沈黙ののち、「ブー」と非情なブザー。「正解はイギリス」。

 

私、「あちゃー、ガクリ」。お手つきのお立ちとなり、その後の2問は解答できず。

 

これが勝敗の分かれ目となった。

 

私の回答権がない間も白は着々とパネルを獲得。最後は白の圧勝という結果で幕を閉じた。

 ムムム、ー悔しい。

 

    夢だったアタック25に出場し、ヨーロッパ旅行に行くことが目標だったが、最後の夢は叶わなかった。憎きセントヘレナ島。この島がイギリス領であることは一生忘れないだろう。(行くことも一生ないが)

 

しかし長年の憧れだったアタック25に出場できたことや、児玉清さん、アナウンサーの沢木さんに会えたことは一生の思い出になった。

 

収録後、北海道からお土産で携えてきた「花畑牧場の生キャラメル」を児玉さん、沢木さんと、出場者の人たちに配った。児玉さんは「あーありがとう。わざわざ買ってきてくれて」とお礼を述べて一粒食べてくれた。

 

最後に皆で記念撮影。その時プリントされた写真は今でも大事にとってある。

 

児玉さんも天上の人となり、今思い返せば、児玉さんが司会の時代に出場できて良かったと思う。

 

帰りの飛行機の時間が迫っていたため、楽屋でのんびりすることもなく、また、余韻に浸ることもなく、慌ただしく大阪朝日放送をあとにし、機上の人となったが、思い出深い収録であった。

 

2週間後に放送された番組は友人や職場の仲間内でも話題となり、録画したDVDで視聴会をしたり、話題には事欠かない日々が続き、それなりに盛り上がった。

 

ただ家族からは不評で、妻は知り合いから「旦那さんテレビでみたわよ」と言われ、顔から火が出るほど恥ずかったと吐露。「もう二度と出ないで」と釘を刺さされた。

 

さて、最近はコロナウイルスの影響で収録できていないアタック25であるが、もし出場を目指す人がいたら、次の面を参考にしていただければ幸いである。

 

・ペーパークイズの予選突破にはひたすら過去問を解く(探せばネットにある)。あとは政治、芸能、文化の時事ネタをネットや新聞でチェック。(新聞ダイジェストという、1ヶ月分の記事をまとめた雑誌は役にたつ)

 

・予選が突破できても面接も大事。明るく前向きに受け答えする。

 

・本戦に出られただけでもラッキー。一生に一度かもしれないので、とにかく収録を楽しむ。

 

・スタジオ収録はライトがきつく、暑いし緊張する。本番は喉がカラカラになる。自分の荷物は解答席の足元に置けるので、水を用意しておく。アタックチャンス前に5分間の休憩があるので、水分補給する。私の場合は水がなく、水分補給出来ずにアタックチャンスに突入。今でもそれが悔やまれる。

 

最後に。

テレビ局全体、出演者、司会者、アナウンサー、ディレクター、観覧のお客さん、そして番組収録。全く経験したことのない非日常空間は刺激的であった。過去の出場者は5年経てば再度応募できるというが、私にはリベンジという気持ちはない。この時の経験をフルマックスの思い出として自分の中の記憶に止めておきたいと思っている。

 

(最終回 了)

 

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夢という言葉は人生で一体何回使うのだろう