今日の漢字433は「曲」。曲とカラオケについて考える
今日の漢字は「曲」。曲解、選曲、曲学、歪曲、楽曲、曲目、謡曲、交響曲、歌謡曲、曲者。
単身赴任の時は暇だったので、一人カラオケ、いわゆるヒトカラによく通った。とある街の駅前にあるカラオケBOXでは常連客。受付のお姉さんとは顔馴染みになった。
何度も通ううち、実際に何曲レパートリーを増やせるか、試してみることにした。若い頃に歌ったサザンやチューブ、吉川晃司などを懐かしみながら歌う。必ず歌った曲、歌えた曲をメモし、曲数を増やしていった。
昔懐かしき演歌はユーチューブで復習。耳で繰り返し覚えつつ、カラオケで歌い、まあまあ8割方歌えれば、合格と自主採点し、レパートリーを増やしていった。
何が楽しいのかと言われればそでまでだが、レパートリーが増えて行く楽しさと、ユーチューブで歌を検索し、「そういえばこんな歌があった」と、すっかり記憶から飛んでいた曲を再発見できた意外性を楽しんでいた。楽曲と同時に当時の生活ぶりや様々なイベントの記憶も呼び戻すきっかけにもなり、ユーチューブ様様であった。
なんだかんだで結局600曲くらいまでは到達したが、そこで壁にぶち当たった。聴いたことのあまりない曲を覚えて歌うのがだんだん苦痛となり、そこまでして自己満足に陥る必要はないと諦めた。
そんな中で懐かしき発見は、山根康広とDEEN。久し振りに歌い、遠い青春の日々が蘇ってきた。バブルが崩壊し、物やお金でなく、やっぱり人とのつながりが大事だと気づき初めた頃の曲。透明感ある山根の歌声が清清しい。また、オメガトライブの「君は1000パーセント」。毎週のよう通っていたカラオケスナックを思い出した。
あとは久々に歌った「イルカに乗った少年」by城みちる。おー懐かしい。かたや渋谷哲平「DEEP」。ユーチューブでは、スクールメイツが後ろで踊っていた。ユーチューブのお陰で昔見たアイドルがよみがえり、過去の様々な出来事とシンクロしながらフラッシュバックする楽しさが昔のカラオケ曲にはあり、新たな発見であった。
コロナウイルスですっかり足も遠のき、ヒトカラも気分的に行く気にはなれないが、歌ってストレス発散は王道のストレス解消術。気兼ねなくシャウトできる日を心待にしている。