笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字413は「五」。五人組の芸能人について考える

今日の漢字は五。五人組、五月病、五月雨、五感、五能線、五月雨、五日市市。五里霧中、山本五十六五木ひろし

 

    五人のグループが活躍するエンタメ、芸能界。

   日曜日朝放映の戦隊モノが定着したのは1975年の秘密戦隊ゴレンジャーが始まりと思われる。ブルー、レッド、イエロー、グリーン、モモレンジャーのヒーロー5人が活躍。勧善懲悪のストーリーは古今東西、万国共通、老若男女に受ける。このヒットがきっかけとなり、毎年名前を変えて○○レンジャーとしてスーパー戦隊五人組が日曜朝のお茶の間の子供たちのハートを鷲づかみにする。

 

    我が家にも息子がいるが、小さい頃は戦隊モノの玩具をねだられた。息子の時代はハリケンジャーアバレンジャーが活躍。毎年キャラクターが変わるので、その度ごとに玩具をねだられることが苦しかった。

   テレビ局、番組の製作会社、玩具メーカーが結託した三位一体の「売らんかな」の姑息な姿勢には閉口したが、子供にそんな理由で断る訳にはいかない。少子化時代には仕方の無いことなのかもしれない。

 

    歌手の5人化が一般的となったのはいつくらいか。一人の歌手が輝きを増すグループサウンズとは違い、メンバー全員がそれなりの人気を得ていたのは、1970年代の「ずうとるび」あたりかと思われる。当時の中心メンバーの山田隆夫は今や笑点でしか見かけなくなったが、アイドルグループの草分け的存在であった。

 

    そのあとはジャニーズなどによるアイドルブームの到来。最初はたのきんトリオ、少年隊やしぶがき隊など3人構成が中心であったが、次第に人数が増え、TOKIO、嵐やV6のように5人6人、さらには関ジャニ∞の8人による多人数のメンバー構成が一般的となった。5人化はSMAPとそれに続いた嵐の成功により市民権を得た。というより、ステージで5人並んで歌う姿に安定感があり、人気も上手い具合に分散するというメリットもあった。

     5人以上の 多人数化はAKB48グループの成功と、ジャニーズJrのように、デビュー予備軍を大量に抱え、効率的に何人もの少年をグループ化してデビューさせなければならない台所事情もあると思われる。キンプリやsnow manなど、もう訳がわからない。「ジャニーズアイドルの粗製乱造」と思うのは、昭和世代のおじさんだけか。

 

    異色の5人組といえば、北海道で誕生したチームナックス大泉洋安田顕森崎博之音尾琢真、戸次重幸。

    北海学園大学の在籍時に集まった演劇研究会メンバーが今や映画にドラマに舞台にと大活躍である。

 

     最初に大泉洋を知ったのは2000年の頃。北海道のローカル番組に大泉が出演するようになり、その後次第に知名度もアップ。大泉の人気上昇に伴い、他のメンバーも活動領域を広げ、5人とも知名度が全国区となり、各自が独自の立ち位置で活躍している。

    北海道では、松山千春やグレイ、中島みゆきやドリカムの吉田美和など、歌手が彗星のごとく現れ、一躍歌謡界を席巻し時の人となるが、役者や俳優で活躍する人は少ない。チームナックスの5人はそんな北海道芸能人不毛の地における唯一の希望の光であり、各方面で個性を発揮し、活躍してほしいと願う。

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「五月蝿い」と書いて「うるさい」と読むには無理がある