笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字399は「喫」。喫茶店で過ごすメリットについて考える

今日の漢字は「喫」。喫茶店、喫煙、満喫、喫水。

 

   最近若者の会話で「満喫がさあ・・」と言っているのを聞いて、「?」と思って耳を凝らしていると、それは「漫画喫茶」の略だと知った。

   斎藤孝「15分あれば喫茶店に入りなさい」で喫茶店の活用を推奨している。コロナウイルスでしばらく営業自粛の喫茶店もあったようだが、改めて喫茶店の効用について考えてみたい。

 

    まずは喫茶店で思惑に耽る際は、垂直思考ができる。垂直思考とは、ガリガリと岩盤を掘るように考えを垂直に深めること。「なぜ木村花さんはツイッター攻撃にさらされたのか」など、「なぜ」の疑問から始まり、思索にふける。そしてそこから何かしらのアイデアが生まれることがある。

 

    逆にインターネットは水平思考。考えが横にスライドするだけ。要するにスマホを眺めて情報を得るだけでは自分の血肉とはならないから、自らのスペックのレベルアップにつながらない。だからひたすらネットサーフィンするのは、得るものがなく、時間の無駄だという。

 

   次に喫茶店は勉強したり文章が書ける場所。前向きな動作をすることで、ポジティブな意識を高められる。だから勉強やレポート作成を喫茶店でやるのは、脳にとっても効果的なのだ。

   喫茶店は大人が勉強する場所。明るい雰囲気で自己研鑽できる。

 

  さらに、喫茶店は隙間時間を有効活用できる。

   10分、15分、30分を喫茶店を有効活用することで時間感覚を研ぎ澄ます。集中力が高まり、頭に負荷をかけ、脳に刺激を与える。

   

  自分も空き時間がある時は、なるべく喫茶店に入ってアクテイブに何かをする。このブログを書くか、そのブログのネタ探しをする。はたまた読書をするか、読書をしながら気になったフレーズをメモしたり、アイデアを考えることに時間を費やす。

 

    私が好きなカフェは、ドトールコーヒータリーズ。カフェラテが好きで、カウンターに座りひとり有意義な時間を過ごしている。

 

   最近サードプレイスという言葉をよく聞く。ファーストプレイスは自宅。セカンドプレイスは会社や職場。サードプレイスはそのどちらかにも属さない、第三の自分の居場所。だから通勤途中にある喫茶店や、図書館、一人でふらりと入る居酒屋もサードプレイスにあたる。そこでほっと一息ついたり、常連客と交流したり、勉強したりで、それぞれが思い思いの時間を過ごす。しかし勉強をするには喫茶店が断然いい。

 

   最後に斎藤氏の提案。

   電車、飛行機、トイレ、風呂を喫茶店化すること。

  中国古典「帰田録」によると、戦略やアイデアを考える三上、すなわち馬上、枕上(ちんじょう:寝る前)、厠上(しじょう:トイレ)。昔の人は馬に乗りながら考え事をしていたのだ。

   これに当てはめれば、電車での移動中や、寝る前、トイレで思索にふけることは、まさに斎藤氏の提唱と合致する。

    喫茶店でなくても考え事はできるので、要は集中して考える場所をどこかに作るということ。 テレワークで居場所に苦労するお父さんたちもいるとは思うが、家の中でプチ喫茶店を見つけ、そこを勉強の場所とすることで、生活に張りが出るというものだ。

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コロナウイルス撲滅は喫緊の課題である