今日の漢字391は「話」。話す時の注意点は何か
今日の漢字は「話」。会話、対話、話術、神話、実話、秘話、話題作、話芸、電話、訓話、手話、世話、談話、閑話休題。
「話がおおしろい人つまらない人」(高嶋秀武)によると、話がつまらないのには、10のタイプがあるという。
- 空気の読めない鈍感人間タイプ
- 紋切り型アナウンサータイプ
- パーソナル広報マンタイプ
- 自慢話だらけのナルシストタイプ
- 間が悪いバッドタイミングタイプ
- 人の話を聞かない馬耳東風タイプ
- 気を滅入らせるネガティブタイプ
- 自己陶酔おしゃべりタイプ
- カッコだけ業界タイプ
- 不快な心理的強要しゃべりタイプ
私の身近にいる、嫌われタイプの女性Aさんは、人の話を聴かずに自分のことばかり話す③、④、⑥の複合型タイプ。機関銃のようにしゃべり、他人の話題もいつの間にか自分の話題にすりかえる。
周りの人がうんざりしているのに、その雰囲気を持ち前の鈍感力で察知できないので、さらに①も加わる。自慢話がエスカレートし、酒が逆マーライオンのように湯水のごとく入っていくと、今度は愚痴やボヤキのオンパレードになる。
同席者からは、もうあの人とは2度と一緒に飲みたくないと、周りの人から疎んじられるのだが、それを凌駕する社交性により、いつの間にか主役に躍り出ているから恐ろしい。
また、話がつまらない④の派生バージョンに、タレント自慢タイプがいる。要するに「タレントの誰々と会った。誰々を見かけた。誰々と話をした、写真を一緒に撮影した」。しまいには「タレントの○○は私の知り合いの知り合い」と、ただの他人なのに、いかにも友人面する発言。そして件のタレントのことを「顔が小さかった」「テレビと変わらなかった」「ちょー格好良かった」と誰も共感できない言葉で締める。
知らんがな。宇宙人に会ったわけでもなく、同じ人間なのに、「だから何」と言いたくなる。
この手の話は自慢話の際たるもの。会ったことのない人の話を延々とされても面白くも何とも無い。結局は「わー凄い。羨ましい」と言ってほしいだけなのだ。
他方、とてもネガティブラーな⑦もたちが悪い。周りを暗くする発言の数々は、「一体こいつはどんな人生を歩んできたのか」と、逆にその境遇を哀れんでしまう。ネガティブ発言をする人には近づくなと諭す人は多い。
人生は明るく楽しむことが基本と考えれば、わざと自分から暗くなる必要は全く無い。だから私もいつも発言が暗い人には近づかないようにしている。
会話は言葉のキャッチボール。上記の10訓を胸に秘め、お互いが楽しく会話したいものである。