笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字348

今日の漢字は「染」。感染、伝染、汚染、染物、染色、染料、染谷将太愛染恭子

    世界中でコロナウイルスの感染拡大が止まらないで状況であるが、地球上には様々なウイルスや細菌、病原菌、寄生虫がおり、今、人類が繁栄できているのも、これらを退治、克服し、ワクチンや抗体、免疫力を作り出してきたからだといっても過言ではない。

   病原菌との戦いで象徴的な映画は、H・Gウエルズ原作「宇宙戦争」。

   映画の公開は1953年。2005年にトム・クルーズ主演でリメイクされたので、見られた方も多かろう。火星人が地球を侵略し、破壊兵器であちこちの地域で地球人を殺しまくり、地球を制圧・支配しようとする、何ともおぞましいSFスペクタクル恐怖映画。

   対応に迫られた、アメリカを中心とする地球軍は、火星人の宇宙船を戦闘機や戦車で徹底的に攻撃するも、びくともせず。逆にスペシウム光線らしき化学兵器でやられっ放し。いよいよもって地球軍は、最終兵器の水爆で火星人の宇宙船を破壊しようと試みるも失敗。原爆以上の破壊力をもつはずの水爆にも壊れることなく、火星人の宇宙船は、悠々と飛び、着陸。そして扉が開き、火星人あらわる!。火星人が地球の人間を拉致、蹂躙するかと息をのむが、宇宙船から出てきた火星人は、人間が何もしていないのに、その場で死んでしまう。

   ラストの予想外の展開に唖然とするなか、その後記者会見した地球軍の司令官は、火星人は、地球上に存在するウイルスに感染、冒されて死んでしまったと告白して映画は幕を閉じる。

    人間の叡智をもってしても対応できない敵を打ちのめしたのは、実は目に見えないウイルスだったというオチが衝撃的だった。

   この映画を私はテレビの金曜ロードショーで見たのだが、最後にタコのような得体のしれないキモい物体が出てきた時は固唾を飲んだものの、予想外の結末に、Ⅰ950年代に書かれたこの物語の原作者の想像力は凄いと驚嘆した。

    今の人類は、先人たちがウイルスなどと戦って克服してきた免疫力や、ワクチンを作ってきた医療技術のおかげである。   

     最近でもサーズやマーズや鳥インフルエンザなど、様々なウイルスが出現、多くの人が感染し死者も出たが、その都度克服してきた。

    コロナウイルスも、アビガンという薬が開発され、効果が期待されている。また、ワクチンができるまでは我慢、辛抱の時が続くのであろう。緊急事態宣言が出された我が国でも、密閉、密集、密接の3密を避け、人と濃厚な接触をしない古典的な方法で対応し、とにかくウイルスを拡大させないことが今は最も効果的なのである。

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白髪が目立つので、白髪染めをしたい