笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字325

今日の漢字は「序」。序盤、序曲、序文、序の口、秩序、順序。

 私の小さいころからの夢は、クイズ番組の「アタック25」に出ることだった。

 同番組は、1975年にスタートし、かれこれ40年以上続く長寿番組。また、視聴者参加の番組が次々と消えて無くなるなか、「新婚さんいらっしゃい」とともに、素人が出場できる数少ない番組でもある。

 そんなアタック25に数年前に運よく出場することができた。その顛末を漢字の言葉に変えてシリーズで記述してみたいと思う。数多くのブログでアタック25の出場記は見られるが、あの時、夢を叶えることのできた喜びは、今も記憶の中に鮮明に残っており、自分なりにその時の激動の記憶を呼び起こして書いてみたい。今日は出場までの経緯の「序」。

 番組に出場するにはまずは予選会を通過しなければならない。番組を制作しているのは、大阪ABC朝日放送であり、予選はテレビ朝日系列の各地方局が開催。そこから選ばれし精鋭たちが全国から集まり、大阪で優勝と海外旅行にチャレンジする夢の企画。テレビに映るためには、まずは予選を通過しなければ話にならない。

 実は小生、1995年頃と記憶しているが、1度予選にトライし、敢え無く撃沈した。知っている答えは半分ほど。端にも棒にもかからず。勉強不足を露呈し、あっさりと敗退した。

その時の予選は、テープレコーダーで問題が読み上げられ、それに筆記式で答えを書いていくというもの。それが25問出題される。だから問題を聞き逃したり、答えがその場で書けないとアウトであった。出題ジャンルは歴史、地理、時事問題、ことわざや文学芸能と幅広く、オールラウンドな知識がないと解けない。言い訳をさせてもらうなら、ネットが出現する前の時代でもあり、勉強するネタ本がなく、本や新聞、雑誌を幅広く読む必要があった。そのようなことをしていなかった私は明らかに勉強不足、知識不足であった。

 その後子供が産まれたり、転勤したり仕事が忙しかったりと、アタック25のことは忘れていた。

 しかしその後の2005年頃、たまたまインターネットでアタック25の過去問がアップされているサイトを発見。また、別のサイトで「予選会は過去問を勉強すれば、通過しやすい」などの必勝法を記したサイトもちらほら見つけられたので、ネットの過去問サイトを徹底的に勉強。だんだん解ける自信がついてきたので、これはいけるぞと手応えを感じはじめていた。勿論、番組は毎週録画し、食い入るように見たほか、プレイステーション2で、アタック25のソフトを買い求め、コントローラーで早押しの練習も進めるなど、対策は抜かりなく行った。

 そうこうするうち、アタック25の番組内で予選開催の告知で、「出場者募集」のテロップが流れた。私は早速ネットで参加の申し込みをしたのであった。

 当時の番組司会者は、ありし日の児玉清氏、問題の読み上げが美人アナウンサーの沢木美佳子さん。私はとにかくこの2人に会うことを最大の目標に、ひたすら過去の問題と向き合い、予選突破を目論むのであった。

(第1回目 了)

f:id:laughing-egao:20200319181212j:plain

小生の兄の同級生は序二段の力士だった