今日の漢字314
今日の漢字は「史」。歴史、史上、郷土史、十八史略、史記、横溝正史、西川史子、三上博史。
雑誌「プレジデント」の日本史学び直しの記事で、今の高校、大学入試の日本史の試験に、年号を問う問題は出ないという。
にわかには信じ難いが、小生は年号と登場人物の多さに辟易し、高校では日本史も世界史もまともに勉強をしなかった。
特に日本史が馴染めなかったのは、1学期で習う平安時代がつまらなかったから。
荘園、藤原氏、平治の乱、院政、後白河天皇あたりで挫折。天皇や貴族、武士など似たような名前がやたら登場する割に、ドラマ性も人間臭さもない。どこか遠い国の出来事をなぞっているだけのように見えた。
大人になって思うのは、日本史を戦国時代からスタートさせれば、もっと学生は日本史に興味をもつような気がする。群雄割拠の血で血を争う戦国時代は、日本の2000年の歴史の中でも最もドラマティック。かつ、社会に出てからも信長や家康の生き方は参考になる部分が多い。本能寺の変から教えた方が、より歴史好きの学生を増やすように思う。古代、奈良、平安は、近現代史の後で良い。
50歳を越えた中年オヤジが偉そうには言えないが、あの時もっと日本史を勉強しておけば良かったと思うのは、1月から見始めた、大河ドラマ「麒麟がくる」にはまっているから。歴史背景が今一つ理解できず、悔しいので、日本史初心者による学び直しが始まった。
先のプレジデントで佐藤優氏が「グローバルな現場で働く時代に、自国の歴史を学ぶことは海外のビジネスパーソンから信頼を得るツールである」と述べている。
歴史は仕事に役立つコミュニケーションツールにもなる。今からでも遅くはない。学べる時間はたくさんある。