今日の漢字312
今日の漢字は「崎」。長崎、茅ヶ崎、岩崎弥太郎、江崎グリコ、岡崎城、高崎市、宮崎駿。
宮崎あおいと井上真央は、雰囲気が似ていて今一度区別がつかない。というか、あれ、この映画にどっちが出ていたっけ と戸惑うことが多い。例えば「永遠のゼロ」。太平洋戦争に出征した夫の岡田准一の帰りを待つ健気な妻の役を演じていたのは、どっちだ?「怒り」で渡辺謙の娘を演じ、松山ケンイチの恋人だったのはどっち?
映画はどちらも映画館で見たし、ストーリーも覚えているのだが、こと女優陣の印象が薄い。それだけ集中して見ていないのかもしれないが、2人とも演技派なのに、岡田や渡辺のように個性の強い男性陣に囲まれると、途端にパンチが無くなる気がする。
そういう宮崎あおいの代表作は、「舟を編む」。日本アカデミー賞最優秀作品賞にも選ばれた良作。辞書を編集するという地味なテーマながら、松田龍平との恋人役もはまってキュートな演技が光った。
彼女の場合は、脇役で出るよりも、主演として出た方が輝きが一層増す。特に恋愛物は、その童顔も相まって、特に同年代の男性の視線を釘付けにするオーラがある。しかしながら、今まではそれで良かったが、そろそろ飛躍の時。元々ミステリーには向かないのと、恋愛物も旬が過ぎてしまい、難しい立ち位置にいる。 大河ドラマで主役を張った「篤姫」のように、重厚感ある歴史ものや、先生役の学園ものなどがこれから似合うような気がする。
主演女優賞を何度も取っている実力派女優ながら、残念ながら50代のオッサンにあまり響かないのは、癖があまりないからか。いつもいい子ぶったお嬢さん演技ばかりでは、飽きられる可能性がある。時には濡れ場など、少しエロチックなドラマや映画にチャレンジする時期に来ているのではないだろうか。