笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字310

今日の漢字は「番」。番人、定番、番犬、一番搾り、番兵、番号、欠番、茶番劇。

   定番商品として普通名詞化している商品がある。古くはゼロックス。おそらく50代以上の人は「これゼロックスしておいて」と言われたことがあるはず。小生も先輩から、使っているコピー機はリコーなのに、その言葉を言われた。それほどコピー=ゼロックスが浸透し、一種の代名詞化していた。

   今も、この商品と言えばこれ、という定番ものがある。それは「サランラップ」。言わずと知れた旭化成の商品名。対抗するのは「クレラップ」だが、認知度は低い。商品ジャンルは「食品ラップフィルム」。小生がよく行く西友も「食品用ラップ」で売っている。旭化成は知らなくても、サランラップは知っている。恐るべし旭化成。マラソンや駅伝だけではないのである。

   あとは「ママレモン」。これもライオンの主力商品。台所用洗剤と言えばこれ。JOYやキュキュットのライバル商品もあるが、メーカー名が思い出せない。(JOYはP&G、キュキュット花王

  しかしあまりにも一つの商品に注力し過ぎると、コケた時の反動も大きい。だから商品を多様化したり、企業名を前面に押し出す動きもある。その一例が白い恋人。北海道土産の定番であるが、発売元の石屋製菓も、企業PRに懸命である。その一環が、北海道コンサドーレ札幌の胸スポンサーのロゴを昨年、白い恋人からISHIYAに変えたこと。一つの商品に頼るのではなく、企業ブランドを売り出す戦略であり、今後はこのように企業ブランドを高めていく戦略と、今まで通り、商品自体をPRしていく戦略と、大きく二極化していくような気がする。

  

 

 

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知床半島には、夏だけ漁で使う番屋がある