笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字287

今日の漢字は「糖」。糖分、砂糖、ブドウ糖、果糖、糖衣錠麦芽糖、血糖値。

   本日は聖バレンタインデー。チョコレートを漢字で書くと、貯古齢糖、もしくは猪口齢糖となるらしい。どちらも甘さを表す糖の文字が入っているのがチョコレートらしい。

   バレンタインデーがいつから始まったかは、定かではないが、バレンタインデー自体も時代と共に様変わりしている。   創世記の頃は、女性が男性に愛の告白をする形で、まさに「好きです」と、文字のないラブレターを渡すかのようなシチュエーションが展開された。昭和後半の当時、チョコによる告白者はそう多くなく、従ってチョコを買う女性は今よりずっと少なかった。買うことのできる女性イコール幸せな女性という構図で、チョコを買う女生徒は、買わない女生徒から羨望の眼差しで見られた。

   そののち、広くチョコを買わせようという菓子メーカーの戦略もあり、義理チョコが大流行に。職場では、OLさん達が安いチョコレートを大量買いしておじさん達に配った。小生の職場でも2人の女性が手分けをして20人いる男性にチョコを配布。出費もバカにならなかっただろう。当然ながらホワイトデーには、男性陣から集めたお金で2人に高価なお返しをした。平成初期の当時は、パンティをプレゼントしたが、今ならセクハラだと困惑されるだろう。

   時は変わって令和。告白チョコも義理チョコもすっかり鳴りを潜め、女友達にあげたり、親にプレゼントしたり、自分のご褒美に買う傾向がより強くなった。男も普通に買うようになり、まさにチョコの多角的利用時代となった。今はイベントというよりも、むしろ日常生活の中で、チョコを通じて人間の絆を深め合ったり、確かめ合ったり、自己肯定により生きている実感を確認する1日となっている。

   そういう小生も自分のご褒美に板チョコを買ってムシャムシャ食べた。たまに食べる板チョコはうまい。脳に糖分の刺激が伝わり、脳が快状態になっている。一粒1000円もするチョコは勿体なくて食べられないが、大衆チョコの定番、ガーナチョコレートは、私を幸福感に誘う魔法の食べ物である。

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血糖値が気になるお年頃