今日の漢字286
今日の漢字は「姫」。濃姫、姫路城、恋姫+無双、歌姫、姫島村、姫野和樹。
歌姫は、主に女性のボーカリストを指すが、昭和、平成の歌姫をちょっとだけ振り返ってみた。
昭和の物心ついた時代からみて、最初の歌姫は、天地真理。まさに元祖アイドルであり、当時人気を二分した南沙織とともに、その後のアイドルの原型を形づくった。
次に来るのは、何と言っても山口百恵。ニコリともせずクールに歌う雰囲気が絶妙のオーラを放ち、男性のハートを鷲掴み。プレイバックパート2は今でも歌い継がれる名曲。引退しても一度も復活しないのは、全くもって清々しい。
昭和の後半は松田聖子と中森明菜。この2人は常にランキングを争った。陽の松田と陰の中森、ぶりっ子聖子とツッパリ明菜は好対象。2人が出演しない、TBSの「ザ・ベストテン」は、まさに両横綱不在であり、その回の放送がつまらなくなるほど、その存在感は圧倒的であった。
平成に入ると、浜崎あゆみ。まさに「平成の歌姫」の代名詞がぴったりくる華やかさ。実力派シンガーとして一時代を築いた。特に「M」は彼女の代表曲で、カラオケでは何度も聞かされたものだ。多くの女性から支持されるカリスマ的存在だった。
そして最後は安室奈美恵。結婚式の定番曲「Can You Celebrate」は若いカップルたちに永遠と歌い継がれるだろう。「Hero」は、NHKのリオデジャネイロオリンピックのテーマ曲として、毎日放送され、大ヒット。有終の美を飾る曲となった。普通歌手は、全盛期を過ぎ、引退する頃の曲は殆どヒットもせず、記憶に残らないが、Heroは安室奈美恵の引退の花道を飾る曲となった。(厳密には最後のシングル曲ではないが)惜しまれながらの引退であったが、引き際は見事であった。
以上、歌姫の歴史を個人的な趣味嗜好から振り返ったが、他にも西野カナや絢香、竹内まりや、松任谷由実など、多くの歌姫がいる。彼女たちが歌い上げる名曲があるからこそ、今日もカラオケで元気になれる老若男女がたくさんいる。まさに数えきれないほどの元気と勇気と夢を我々に与えてくれている歌姫たちに、本当に感謝感謝である。