笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字244

今日の漢字は「茶」。紅茶、緑茶、烏龍茶、お茶の間、お茶目、茶々を入れる、喫茶店お茶の水博士、茶菓子、加藤茶。今でも仕事などで、決まりかけた案件を社長がひっくり返し、「あーちゃぶ台ひっくり返された」と言うことがある。漢字表現が表現も卓袱台のほか、茶袱台茶部台 と書くちゃぶ台だが、これをメインで使う家庭は絶滅危惧種であろう。まず丸くて直径は50cmほど。一人の食事はいいが、家族では狭い。しかも座って食べるから複数人が座ると密度が濃い。昔のドラマでは、家族は大きなテーブルで食事をし、住み込みのお手伝いさんが茶の間の隅っこのちゃぶ台でご飯を食べるシーンがあった。本題のちゃぶ台返しのリアルな映像はアニメ「巨人の星」の星一徹。気にくわないことが起きると怒ってちゃぶ台をひっくり返し、味噌汁が飛び散るシーンを何度も見た。雷親父の典型的な行動だが、食べ物を粗末にするべからずと教育される今なら、子供には見せられない映像だ。実はゲームセンターにこのちゃぶ台返しがあり、ちゃぶ台を模擬した板を上に持ち上げると、びっくりする家族の映像がモニターに映る仕掛けで、バーチャルちゃぶ台返しはストレス発散にいい。昭和の時代の家族団欒の象徴がこのちゃぶ台だとするならば、今の家族団欒の象徴は何だろうか。思い浮かばない自分が怖い。

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峠の茶屋の饅頭はさぞかし旨いだろう