笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字229

今日の漢字は「越」。越境、超越、越年、年越し蕎麦、上越、川越、越谷、越後湯沢。越南国と言えばベトナム。中国の清朝時代に当時の王朝グエン朝が越南国とされた。今は日本に技能実習生として大量のベトナム人が来ているが、そのほとんどはお金を稼いで母国にいる実家にお金をもたらすこと。物価レベルが日本の8分の1とも言われており、一攫千金で実家に家を建てることを夢見て来日するのであろう。小生も20年前にベトナムを一度だけ訪れたことがある。ホーチミンは都会できらびやかな大都市の反面、首都ハノイは田舎の地方都市感満載で、その対比は面白かった。記憶に残っているのは、ホーチミンのとあるバーで、英語の話せる女の子がいて、色々話をした。「ベトナムは貧しい国」と卑下する彼女に、「じゃあどこに行って働きたいのか」と聞いたところ、「シンガポール」と即答した。20年前はまだ日本も遠い存在で、やはり東南アジアの盟主はシンガポールなのだと思った。月日が経った今、憧れの国は日本に変わっているかもしれないが、20年経っても他国に出稼ぎに行きたいと若者に思わせる国家、政府とは、一体何なのかと思う。国が経済成長できないということは、結果的に国民を豊かに出来ないということであり、その現実はとても辛いものだ。そういう意味では、何とか経済成長させようという日本政府は、国民を豊かにしようとするベクトルに向かっているという点で、成功の可否は別としても評価出来るのかもしれない。

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越中ふんどしは白色が基本