笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字1055は「繰」。ボルダリングの肝は繰り返し

今日の漢字は「繰」。繰り返す、資金繰り。

 

個人的に毎年新しいことに挑戦することを心がけている。一昨年は読書会への参加、去年はウォーキングをスタートさせ、今年は何をやろうかと考え、ボルダリングに挑戦した。

 

60歳近くのオヤジがボルダリング?と無謀にも思えたが、たまたま読書会で知りあった40代の男性が「ボルダリング面白いですよ」と教えてくれた。好奇心の強い私としては、「これは一丁やってみるしかない」と思い立ち、即行動。その彼が行っているジムをネットで調べたところ、55歳以上のシニア割があったことも私の背中を押した。しかもそのジムは、私の通勤途中にもあるため、アフター5にも使えそうだ。これらの情報は、私にやる気を引き起こすことになった。

 

という訳で、先日、ボルダリングを初体験した。人の少なさそうな午後イチを狙って入店。新規会員登録と利用料2800円を払い、若いお兄さんトレーナーに利用方法をレクチャーしてもらう。シューズはボルダリング専用靴をレンタルするが、結構きつい。つま先に力を入れるから少し痛いくらいである。そのジムのボルダリングの壁自体はそれほど高くなく、5〜6メートルほどか。よくテレビで見る、ロープを付けて何メートルも登る本格的なものではなく、7,8段登ればおしまいというシンプルな造り。だから初心者にはちょうど良い。ひと通り説明を受けて、登攀開始。壁の突起物(ホールド)に両足をかけ、頭の上にあるホールドひとつを両手で掴んでスタート。まず右足を次の段のホールドにかけ、次に左足。両足が一段ずつ上がったところで右手、左手のホールドを探して掴む。それを何度か繰り返していく。落ちないよう、恐怖心もあるが、たとえ落ちても下にはマットがあるから安心。しかも掴むホールドの横には色分けされたシールが貼ってあり、ご丁寧にその色(赤なら赤)に沿って掴んでいくとゴ~ルとなるナビゲート付きである。わかりやすい。赤は10級と初心者コースだが、紫や青は2,3級コースとレベルが上がる。同じ赤コースで何度か登ってみたが、普段使わない筋肉を使っている感が半端ない。しかも、登り方は足、足、手のリズムで登るのだが、どうしても手から登ってしまいがちとなり、あっという間に腕が疲れる。休憩しながらでないと、とても続かない。

 

コースは何箇所もあって楽しめるが、私は基礎練習を繰り返すかのように、同じコースを何度も登る。腕の疲れがピークに達し、私の初ボルダリングは1時間ほどで終了。心地よい疲労感を伴ってジムを後にしたが、初体験の充実感があった。その後の腕の筋肉痛は3日にわたって続き、大きな代償となったが、そのうち慣れるだろう。新たな趣味が加わり、次への期待が持てる経験であった。